就活ノウハウ

海外就職に英語力はいらない!?それよりも大切なこと

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記事の目次

1.海外就職に必要な英語力(企業別)
 1-1.日系企業
 1-2.ローカル企業
 1-3.働きたい企業で求められるのはどのレベルか?

2.英語力以上?海外就職を検討するときに大切なこと
 2-1.専門性はあるか
 2-2.その国の環境にどっぷり浸れるか?
 2-3.賃金その他条件は長く働ける内容か?
 2-4.日本に帰ったときのことを考える

3.フィリピンの外資系企業の例
 3-1.語学力より意欲や経験重視
 3-2.給与・待遇
 3-3.フィリピンの生活環境

4.海外就職は今がチャンス?
 4-1.ビザは難化傾向へ?
 4-2.日本の移民政策が進めばアジアでの経験は強力な武器となる

 
「海外で働きたい!」「でも自分の英語力が仕事に通用するか自信がない・・・」「どのくらい英語ができれば海外で仕事ができるだろうか?」

海外で働くことに憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。ふた昔ど前までは、海外勤務と言えば商社マンや製造業での工場の立ち上げや現地法人駐在など限られた業界、職種のイメージでした。しかしサムスンの外国人エンジニアの獲得が話題になったり、最近ではサービス業でも海外進出が盛んになるなど、海外勤務の裾野が広がっています。この記事では英雄力も含め、海外勤務に求められるスキルや素質を紹介したいと思います。

1.海外就職に必要な英語力(企業別)

1-1.日系企業

日系の海外法人に勤める場合です。意外に思われるかもしれませんが、あまり英語力がなくても就職できる場合があります。企業が海外に日本人駐在員を置く理由はいくつかあります。例えば、海外のマーケットを獲得するためや、コスト削減のために生産拠点をおいているため、などです。ここでは募集の多い、営業と事務について紹介します。

 営業

前者の場合、日系企業のクライアントは現地法人もありますが、実は同じ日系企業であることが多いです。この場合、英語は必ずしもビジネスレベルでなくとも、商談が日本語で行われるため仕事ができます。

 事務

日系企業で日本人スタッフがほしいということは、「日本語能力」を買われているということです。日本人の上司・同僚とコミュニケーションが取れればよいのでこちらの場合もビジネスレベルの英語力は必要ないことになります。

海外での日本人のリクルートは、企業にとって難しいものです。日本国内の就職に比べて候補者が圧倒的に少ないからです。ですので、とにかく海外で働きたい人には実は狙い目であることも事実です。ただしヨーロッパやアメリカなど先進国で働く場合はこの限りではありません。就労ビザを取ることが非常に難しいため、専門的な技術や職務経験が必要になります。逆にアジア圏は比較的ビザが認可されやすいです。

1-2.ローカル企業

日系企業であれば必ずしも高い英語レベルは必要ない場合が多いとご紹介しました。ではローカル企業ではどうでしょうか。こちらは当然ながらネイティブのスタッフとお仕事をすることになるので、そこで通用する英語力もしくは現地語のスキルが必要となります。あなたがいまお勤めの会社で、外国人スタッフを受け入れると想像してみて下さい。通常の会話以上に専門用語なども理解していなければなりません。
ただし、あなたが何かしらの高い専門性を持っていれば、語学力は入社後の成長に委ねて貰える場合もあります。
また学歴社会であるアメリカなどは、有名企業、大企業へはアメリカの上位校を卒業していないと入社が難しい場合があります。そこを狙う場合は、アメリカの大学への進学や編入も視野に入れておく必要があります。

1-3.働きたい企業で求められるのはどのレベルか?

日系企業かローカル起業か、働く職種は何か、によって変わってきます。まずはどの国でなんの仕事をしたいか、から上記を参考に考えてみてください。
 

2.英語力以上?海外就職を検討するときに大切なこと

2-1.専門性はあるか

ローカル企業の項で少し触れましたが、どんな専門性を持っているかが重要です。これは国内での転職活動と同じです。人手が足りなくて誰でもいいから来てほしい、という企業ならともかく、採用側には人材のイメージがあります。また、あなた自信も、これから長いキャリアの中で、何を得意分野として伸ばしていくかのかの計画があるはずです。ずっと海外で働き続ける人はほとんどいません。どこかのタイミングで日本に戻ることになります。そのときに海外での職務経験を活かして転職活動をすると思います。その時のためにも、専門分野がまだない、という人は海外であれ、それを伸ばせる職場を選びましょう。

2-2.その国の環境にどっぷり浸れるか?

旅行や出張と違い、海外就職は何年もその国で生活することになります。気候が合わない、食事が合わないなど、個人によって向き不向きははあるものです。日本より治安や衛生の良い国はまずありません。ビジネスエリアは治安が良いと思っても、タクシーのぼったくりや窃盗などが日常的に起こる国もあります。また現地スタッフと信頼関係を築くには、英語よりもむしろ現地語の習得が重要です。自分のためだけではなく、自らその国に溶け込み貢献する、という気持ちが持てるか、ということが重要です。

2-3.賃金その他条件は長く働ける内容か?

現地給与はいくらでしょうか?日本と同じ水準で給与がもらえる会社もあれば、現地水準に合わせて、という会社もあります。物価が安いアジアの国の場合、日本水準だと相当良い暮らしができるでしょう。一方、現地水準に合わせる場合でも、駐在手当をつけたり、現地スタッフの水準よりは何割か高い給与を貰える場合が多いようです。とは言え、金額によっては日本のように貯金ができるとは限らないので、人によっては躊躇する場合もあると思います。給与、生活費、帰国の航空券代など含めて総合的に検討しましょう。

2-4.日本に帰ったときのことを考える

海外就職しても海外で働き続ける人ばかりではありません。よほど現地に入りこんでしまうか、現地で結婚などすれば別ですが、多くの人は日本へ帰ってきます。国内企業からの海外出向の場合は日本でポジションが用意されますが、転職する場合は日本での働き先を探す必要があります。海外就労経験者は、その経験を活かして、就労していた国と取引のある会社へ就職する人が多いようです。
 

3.フィリピンの外資系企業の例

3-1.語学力より意欲や経験重視

フィリピン・セブシティIT Parkにある世界的なコンサルティング会社の例です。フィリピンに開発拠点があり、主にエンジニアのディレクションや日本との窓口業務、翻訳通訳要員に日本人スタッフを募集しています。日常会話程度の英語力が必須です。英語力はあればあるほどよいが、なくてもポジションはある、という感じです。もちろん英語能力が高ければそれだけできる仕事の質も上がりますし、任せてもらえる仕事も多くなるのは言うまでもありません。

3-2.給与・待遇

詳しい金額は書けませんが、現地の平均給与の約4倍近くの給与が支給されます。為替の影響もありますが、日本円では大卒初任給くらい、と思って下さい。家などは自分で借りなければなりませんが、この給与ですと、あまり贅沢をしなければ4~5万円くらいは貯金ができるイメージでしょうか。

3-3.フィリピンの生活環境

母国語はタガログ語(フィリピノ語)、第二外国語は英語。幼稚園から英語を学ぶので大体の人は英語が通じます。
気候は亜熱帯、雨季と乾季があり、雨季にはほぼ毎日雨が降ります。スコールのような突発的な豪雨もあります。平均気温は企業が多いマニラ、セブともに一年を通じて30度前後です。物価はおおむね日本の1/3程度。日本製品は輸入品になり、日本より高い場合もあります。治安は決してよくはなく、首都のマニラなどでは外国人と特に警戒が必要。マニラでもマカティや、観光で世界的に有名なセブシティは治安改善に政府が力を入れていることもあり、比較的安全です。
 

4.海外就職は今がチャンス?

4-1.ビザは難化傾向へ?

2017年、アメリカでドナルド・トランプ大統領が誕生しました。アメリカ第一主義を掲げ、アメリカ人の雇用を守るため移民に対し厳しい政策を推進していることはみなさんご存知だと思います。アメリカにお金を落とす留学ビザや観光ビザはともかく、アメリカで働くことはこれから当分は厳しい時期が続くでしょう。またビザの通りやすかったアジアでも近年変化が出てきています。ビザ取得が簡単ということで有名だったタイでも、ビザの取得が難化したり提出書類が増えたりと、難化傾向が出ています。背景にはただ滞在するだけで働かない外国人や、他国で犯罪などを犯して逃亡してきた不良外国人を一掃する、などの狙いがあるようです。この傾向が広がれば、今後アメリカのように就労のハードルが高くなっていくことも想定されます。逆に、今は海外就職のチャンスかもしれません。

4-2.日本の移民政策が進めばアジアでの経験は強力な武器となる

日本の人口が減っていくことはみなさんもご承知だと思います

厚生労働省の調査によると、2030年には、2017年から比べて実に380万人近くの労働人口が減少すると予想されています。平成29年の横浜市の人口が約373万人ですので、横浜市がまるごとなくなるくらいの数字です。
そこで注目されているのが外国人労働力の受入れです。賛否両論ありますが、すでに技能時実習生や、留学生30万人計画など政府主導で外国人の受け入れが始まっており、労働力不足が本格化する中で、主にアジア圏から優秀な若者たちが日本に留学生や働き手として大量に来日する可能性があります。その際、特にアジアでの就労経験は受入企業にとって大きな魅力になるはずです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。海外就職を目指す人にとって英語力は大きな心配事だと思います。しかしながら語学力以外にも重要なことはたくさんあります。海外就職、その後の日本での働き方も含めて、この記事が参考になれば幸いです。

梅澤 暁

金融、人材派遣のベンチャー企業で販売・営業職、一部上場企業の経理を経て、2015年株式会社留学情報館に総務部長として入社。2017年より”English Career"責任者。

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