就活ノウハウ

【海外留学生向け】就職活動が遅れててヤバイかも?と思ったらこれを読んでほしい

投稿日:2017年11月22日 更新日:

これを読んでいる人はいま留学中で海外にいるか、帰国したばかりでこれから就活しないと!と思っている人かと思います。この記事では、海外留学をしていて通常の日本の大学生とは違ったスケジュールで就職活動をする人向けに、いまからすべきことや、知っておいてほしいことをまとめています。具体的なノウハウというよりは、まだ何をしたらいいかわからない人のために、全体像を掴んでもらうための内容になっています。

1.留学で就職活動が遅れている人へまず伝えたいこと
1-1.思い立ったが吉日。今日からひとつずつやっていこう
1-2.焦らず、海外にいる間にでできることをしよう
1-3.海外留学生が有利な点

2.留学生の就職活動スケジュールについて
2-1.一般的な就職活動スケジュール
2-2.海外留学生の就職活動スケジュール
2-3.第一志望の業界・会社にまず照準を合わせる
2-4.遅れているからこそ、まずひとつ内定を取ることの重要性

3.就職活動やることリスト
3-1.就活用語に踊らされない
3-2.自己分析とは
3-3.他己分析とは
3-4.OB/OG訪問とは
3-5.業界分析とは
3-6.ES(エントリーシート)を作成する
3-7.応募する
3-8.内定が出たら

4.おすすめの就職活動準備
4-1.やりたくないことリストを作る
4-2.人に聞く
4-3.ひとつの業界について深く知る
4-4.マイナスの情報も積極的に調べる

5.最後に
5-1.就職活動の本当の成功は、入社してからの自分が決める
 

1.留学で就職活動が遅れている人へまず伝えたいこと


もし、帰国後の就職活動のことを考えて焦っていたら、まず焦らないで大丈夫ですよ、と言いたいです。焦ってもいいことはありません。就職活動でやるべきことは、決まっています。まずはそれを把握し、すべてやるのか、やらなくていいものがあるのか、プラスアルファでやらなければいけないことはあるのか、を判断し、あとは、やるべきことをやっていくだけです。

1-1.思い立ったが吉日。今日からひとつずつやっていこう

「自己分析」「業界研究」「説明会」・・・言葉はなんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。焦ってこれらを闇雲に始めると、時間がなくなり大変なことになります。しかし、順序だてて行動すれば大丈夫です。ひとつずつやっていきましょう。

1-2.焦らず、海外にいる間にでできることをしよう

海外留学中にできることも実はたくさんあります。中には一次面接までSkypeで終わらせて、帰国早々に企業へ行き、1ヶ月以内に内定を取る強者までいます。つまりやろうと思えば海外留学と就職活動を並行して行うことが十分可能なのです。まずはやることを整理して、就職活動のスケジュールを作りましょう。

1-3.海外留学生が有利な点

「海外留学という特別な経験」
海外留学生は就職活動の時期が遅くなって不利だ、と考えがちですが、海外留学生が有利な点もあります。それは「海外留学という特別な経験」をしている点です。多くのライバルがいる就職活動において、あなたの個性を表現することが重要です。「海外留学経験」は人事の興味を引きます。ですので、それを通じてあなたの個性や独自性を表現する絶好の機会と言えます。一方で海外留学経験はそれだけ「期待される」とも言えます。留学経験で自分が何を得たのか、何を企業で活かしていきたいか、しっかり整理することが重要です。

「就職活動に全力投入できること」
日本の大学生はまだ授業が残っていたり、ゼミやサークルがあったりと、100%就職活動に専念できる人は多くありません。しかし海外留学組は卒業して来るので、特別な事情がない限りは100%就職活動に時間を使えます。スタートは少し遅れるかもしれませんが、しっかり時間を使い、内定を目指しましょう。

2.留学生の就職活動スケジュールについて

2-1.一般的な就職活動スケジュール

2019年卒の大学生の一般的な就活スケジュールは、「3月解禁」「6月選考開始」「10月内定」です。これは2017~2018年卒と同じスケジュールです。3月から企業説明会などが始まり、エントリーシートの受付が始まります。面接などの選考が始まるのが6月です。早い会社は6月には結果が出て、6月に正式に内定が出されます。

就職活動のスケジュールってどうやって決まっているの?
ちなみに、このスケジュールですが、どうやって決まっているかご存知ですか?日本経済団体連合会という団体が大学などと協議し「こうした方がいい」という企業に対する指針として出しています(『就職・採用活動の指針』)。義務ではありません。ではなぜ指針を出すかというと、人材獲得競争に一定の歯止めをかけるためです。企業は早く人材を確保したい。学生も早く内定が欲しい。すると選考がどんどん前倒しになり、選考期間が伸びていきます。すると学生の学業が疎かになったり、採用に大きなエネルギーを割ける企業が有利になり、フェアな環境が作れないなど、様々なデメリットが生じるからです。

2-2.海外留学生の就職活動スケジュール

アメリカの大学生を例にとって見てみましょう。先ほどのスケジュールと、アメリカの学校スケジュールを並べてみました。見てもらえばわかるように、選考のピークは6月~8月頃になります。アメリカの大学卒業が6月なので、しっかり準備をすればピークに合わせて選考を受けることが可能になります。面接こそ受けることは難しいですが、エントリーや書類選考は海外からでも行なえますので、安易に1年遅らせようと考えるのではなく、しっかり準備をして臨みましょう。
また、秋以降も応募可能な企業は多くあります。一般的な選考スケジュールにとらわれず採用活動を行っている会社や、海外留学生のポテンシャルに期待して秋以降に採用枠を残している企業が増えています。また、内定を獲得した学生が、活動の中で方向転換して辞退し、枠が空くこともあります。人手不足が顕著になる中、内定後に学生が動くことも活発になってきているようです。

2-3.第一志望の業界・会社にまず照準を合わせる

一般的な選考スケジュールにとらわれず採用活動を行っている会社があると書きました。「就職・採用活動の指針」に法的な拘束力はなく、実際は早く採用活動を開始する企業や、遅く始める業界もあります。自分が行きたい業界・会社が決まっている人は、まずその業界・会社に合わせましょう。例えば外資系企業やマスコミ業界は内定が早いことで知られています。場合によっては1年遅らせることも視野に入れなくてはならないでしょう。一方でアパレル業界などは遅めである企業が多く、大量採用を行うサービス業系の企業も、大量採用であるがゆえに、秋以降も募集を受け付けいている企業が多いです。
もたもたして第一志望の業界・会社の採用スケジュールに乗り遅れないために、まずそこを調べましょう。まだ決まっていない人は、次の章のやることリストを参考に、業界・職種・会社を絞っていきましょう。

2-4.遅れているからこそ、まずひとつ内定を取ることの重要性

「就職すること」をゴールに考えた場合、最悪のケースは何でしょう?それは内定を一つも取れず、就職浪人してしまうことです。就職浪人がすべて悪いとは言いません。企業研究を深められたり、1年目に応募できなかった企業に応募できたり、インターンシップで経験を積む、という選択肢もあります。しかし現役と比べて2年目のほうが企業の見る目が厳しくなることは間違いありませんし、社会人経験を積む機会が1年遅れてしまいます。
これは内定を出す会社から見ると語弊がある言い方かもしれませんが、内定がひとつあれば精神的に楽になります。気持ちが変わり自信がつきます。人によって、就活の初期段階ではまだ志望動機があいまいで、応募しても「この会社でこれからやっていく!」という強いコミットメントを持てない人もいるかもしれません。内定が出ると社会で働く実感が湧き、その会社により興味が出てきます。もちろん最終的に受諾するかは真剣に考えなければなりませんが、まずは目の前の会社に集中し、内定をいただくことを目指しましょう。

3.就職活動やることリスト


就職活動でやるべき代表的なことを紹介していきます。

3-1.就活用語に踊らされない

「自己分析」「業界研究」・・・えらくもったいぶった言葉だなあと私は思います。言葉に惑わされないで、「なぜそれが必要だとされるのか」を把握して、必要なものに取り組みましょう。

 そもそも就職活動はなんのためにするのか?

就職活動の目的は、一言で言うと「求職者(あなた)」と「採用企業」のマッチング(内定)です。どういうときにマッチングするかというと、求職者(あなた)の「こういう会社で働きたい」と採用企業の「こういう人と働きたい」が一致したときです。それがわかるには、お互いに、「私はこういう人間です」「私たちはこういう会社です」という情報が必要になります。それを確認していくのが就職活動(企業にとっては採用活動)なのです。以上をまとめると、以下のようになります。

 求職者(あなた)がするべきこと

私はこういう人です、と企業に開示すること
働きたい会社、仕事を探すこと

 採用企業がするべきこと

私たちはこういう会社です、と求職者に開示すること
こういう人と働きたいという人を探すこと

 一緒にすべきこと

選考を通じて直接コミュニケーションし、マッチングを確かめること

これで就職活動中にすることの目的が説明できます。

3-2.自己分析とは

自己分析はの最終ゴールは「私はこういう人です、と企業に開示すること」と「働きたい会社、仕事を探すこと」両方に通じます。

私は自己分析でやることを大きく下記の3つと考えています。

1つ目は、あなたの大学生活を振り返り、活動を整理すること。
2つ目は、企業にアピールできる経験を探すこと。
3つ目は、企業の評価ポイントを知り、自分が経験を通して成長したものがなにかを知ること

です。

上記3つの質問にすらすらと答えられるなら、自己分析はする必要はありません。しかし殆どの人はそうではありません。じっと頭で考えても難しいので、例えばこのようなワークシートを使うこともできます。実際に手を動かして、書き出してみてください。

自己分析の手引き

一方、自己分析だけでは十分とは言えません。自分では見えない自分の長所・短所、向き・不向き、というのもあるからです。そこでぜひ行ってほしいのが「他己分析」と呼ばれるものです。

3-3.他己分析とは

自己分析は自分で自分のことを分析するので、クローズドな行為といえます。「自分から見た自分」を考える行いです。一方で他己分析は「人から自分がどう見えているか」を他人に聞くというオープンな行いです。自分が気づかない自分の魅力や、逆に改善点が見えてきます。
聞く人は多ければ多いほどいいですが、身近な家族、友人の他に、学校の教授やアルバイト先の上司など、第三者の社会人に聞くと、より企業目線に近い、客観的な意見が聞けて良いと思います。何を聞いていいかわからない人は次のワークシートなどを参考にしてみてください。

他己分析の手引き

3-4.OB/OG訪問とは


「OB/OG訪問」は自分の大学のOB/OGを訪問し、勤めている会社のことをヒアリングしたり、就活のアドバイスをもらったりすることです。「OB/OG訪問」の目的は「働きたい会社、仕事を探すこと」にあたります。インターネット上の情報ではなく、実際に働いている人から仕事のことや会社のことを直接聞ける機会ですから、ぜひ積極的に行ってほしいと思います。応募したい企業の場合はこの機会に、自己PR、志望動機を見てもらってください。
有給や産休育休の取得状況、福利厚生、残業時間など、面接では聞きにくいことを聞くのにもOB/OG訪問をうまく使うといいでしょう。

OB/OG訪問は実は、「選考を通じて直接コミュニケーションし、マッチングを確かめること」にも通じる場合があります。インタビューした社員が人事に報告して、選考が有利に進めてもらえる場合があるからです(もちろん会社に必要な人材、と思われた場合ですが)。

日本大学に所属している人は、学生課などに行くと連絡先を教えてもらえる場合がります。4年間海外の大学に行った人はOB/OGを探すのは難しいですが、「CoffeeMeeting」など、社会人とのマッチングサービスなどもあるので、興味がある業界に勤めている人を探してアポイントを取ってもいいかもしれません。ただし、勧誘やトラブルにはくれぐれも気をつけて!

3-5.業界・職種分析とは

「業界・職種分析」も「働きたい会社、仕事を探すこと」が目的です。考え方としては「業界からのアプローチ」と「職種からのアプローチ」があります。業界からのアプローチは、「この業界で働きたい」という業界を決めて、その中でどんな仕事をしたいかを考えていくやり方です。逆に、職種からのアプローチは、「こんな仕事がしたい」「会社の中でこういう役割を担いたい」という職種を決めて、より適切な業界を絞り込んでいく、というやり方です。あなたはどちらのタイプでしょうか。

業界研究から入って職種を絞っていく一例
化粧品業界で働きたいので、化粧品メーカーや化粧品の卸し、メイクやコスメの小売を中心に、まず業界研究をすすめる。業界について知っていくうちに、高齢化が進む日本のシニア向けの化粧品のニーズについて大変興味を感じた。社会構成の変化に伴って姿を変えていくであろう化粧品の可能性と魅力を感じて、商品開発や企画に興味を持った。将来的にそのポジションへいくため、大手化粧品メーカ-の総合職に応募する。

世の中には様々な業界(業種)があります。「東証一部」で有名な東京証券取引所では「東証33業種」といって、1700ほどの銘柄(会社)を33に分けています。
参考:33業種別株価指数(四季報オンライン)

業界についての基礎知識は大手新卒求人サイトなどがサイトに掲載しています。また、日経や四季報が出している「業界地図」も参考になるでしょう。「○○総合研究所」「○○経済研究所」などのシンクタンクも業界に関するレポートを公開しているところがあります。業界を越えて考察を深めたい場合は、厚生労働省や経済産業省の各種統計や白書なども参考になると思います。

職種から業界を絞っていく一例
大学時代はアルバイトでアパレルの販売員をやっていた。販売スキルを高めたいので営業を志望しようと思う。どんな業界・会社に入れば営業スキルをあげられるだろうか?アパレルは自分の好きなものだった。自分が好きなものを人に勧めて買ってもらうのは、簡単なことではないだろうか。逆に、今の自分が全然知らない商品を、ゼロから勉強して売れるようになったら、本当に力があるということにならないか。だから私はあえて全然知識も愛着もない、プロパンガスの営業会社に入社した。

3-6.ES(エントリーシート)を作成する

書類選考に使用するESを作成するのは、最初は少々手強い作業かもしれません。ESは会社によって設問が異なります。が、聞きたいことは同じです。

「企業がするべきこと」としてあげた2つを覚えていますか。
私たちはこういう会社です、と求職者に開示すること
こういう人と働きたいという人を探すこと
でしたね。

人事担当はESを「この人と働きたいか?」と考えながら読んでいます。書く際には、ESをを作成し、読み手でもある人事をイメージしながら作成しましょう。

多くのESで聞かれることがあります。それは

1.「自己PR(自己紹介)」(あなたはどんな人なのか、どんなモチベーションがあるのか)
2.「学生時代に力を入れたこと」(どう行動したか)
3.「なぜこの業界・会社を選んだのか」(なぜこの会社か、これから何がしたいか)

の3つです。ESで聞かれなくても面接で高確率で聞かれます。質問パターンはたくさんありますが、まずはこの3つにしっかり応えられれば、アレンジで対応可能です。

そして、ここまで見てきた「自己分析」「他己分析」「業界・職種研究」を行っていれば、回答ができることがわかるはずです。ESは会社があなたのことを知る最初の手段です。

もうひとつ気をつけてほしことがあります。上記3つの質問の回答に、一貫したロジックが通っているかどうかを必ず確認してください。

1.私はこんな人です。こんなモチベーションがあります。
2.私はこんな人でこんなモチベーションがあるから、学生時代こういうことをしました。
3.私はこんな人でこんなモチベーションがあるから、この業界・会社を選び、こんなことがやりたいです。

1.を元に、2.3.の回答が作られていることがわかります。

例文
1.私はチームで一つの大きなことを成し遂げることにやりがいを感じます。なぜならこういう経験をしてきたからです。
2.私はチームで一つの大きなことを成し遂げることにやりがいを感じます。だから学生時代はこのようなことに力を入れました。
3.私はチームで一つの大きなことを成し遂げることにやりがいを感じます。例えばこういうことをしたいと考えています。なのでこの業界・会社を選びました。

単純化すると、このような構造になっているかどうかです。
言いたいことの「なぜ」の部分がブレなければ、主張がきれいに伝わります。一度書いたら読み直してみましょう。

3-7.応募する

自己分析・他己分析、業界・職種研究をすすめて方向性が定まってきたら、実際に応募を始めます。

一般的な流れは以下のような感じです。

 企業にエントリー

 エントリーシートを提出(たいていWEB応募可)

 説明会に参加

 面接開始

 (グループ面接や個人面接。企業の規模により回数が異なる。3~5回くらいが多い)

 内定

 
海外留学性も基本的には同じ流れです。注意すべきは帰国のタイミングを狙って、しっかり説明会の予約を入れておくことです。帰ってからでいいや、では出遅れてしまいます。企業と自分とのマッチングを目で見て確かめる貴重な機会ですし、実質的な選考が始まっている場合もあります。合同説明会などで多くの会社を見られる機会もありますので、まずは視野を広げる意味でもまずはいろいろ参加してみることをおすすめします。

3-8.内定が出たら

内定の連絡が来たら、まずはお礼を言って、他に選考を受けていたらその旨をちゃんと伝え、期限を決めて回答する意思を伝えます。いつまでも内定保留をするわけには行かないので、断る場合はきちんと誠実に断ることが重要です。業界が同じや近い場合、将来的に取引先やパートナーになることもあり得るわけで、最後まで礼儀を尽くしましょう。

4.おすすめの就職活動準備


ここからは個人的におすすめのポイントを紹介します。

4-1.やりたくないことリストを作る

やりたいことがたくさん思い浮かんで、収拾がつかなくなる人がいます。逆に、やりたいことなんてないよ、と途方に暮れる人もいます。ちなみに大学生の時の私は後者でした。
そんな人達にお勧めなのが、「やりたくないことリスト」です。
「やりたいこと」は逆のアプローチで消去法的に考えていくやり方です。

「1日デスクに向かっている仕事はイヤ」→「事務系専門職は外す」
「転勤はしたくない」→「エリア限定採用がある会社」
「就業が遅い会社はいやだ」→「広告や出版は外れる会社が多い?」

のような感じです。
総合職採用であればジョブローテーションがあり、理系専門職のような仕事でない限り、どのような部署にも配属可能性はあります。なのでやりたくないことリストを作った結果、「事務職はイヤ」という結論が出たとしても、面接で「机に向かう仕事がイヤなので事務以外に配属してください」と言っていいわけではありません。あくまで自分を知るため、ひとつの目安として使ってください。

4-2.人に聞く

自分で自分を客観視できる人はすごいと思います。私はできません(笑)なので「他己分析」のところでも推奨していますが、自分の特徴、いいところ悪いところは人に聞くのが早いです。
会社のことや働くことについても同じです。ぜひ積極的にOB/OG訪問を行ってほしいと思います。アルバイト経験くらいしかない人が、これから入社して40年働くことをイメージすることは難しいですし、会社がどう回っているのか、どういうプロセスを経て商品やサービスが世に出るのかなんてわかりません。華々しい会社もやっていることは結構泥臭かったりするものです。そういうSNSには載ってないようなことを、堂々と聞けちゃうことも、大学生の特権ではないでしょうか。(本命の会社の人に聞くときは、選考に響くかもしれないので慎重に!)

4-3.ひとつの業界について深く知る

いろんな業界を広く浅く知ることも大事ですが、一つの業界を詳しく知ることこそ必要だと思います。というのも、ひとつの業界を調べれば調べるほど、他の業界についても知ることになるからです。
例えば、旅行業界のJTBのような旅行会社について調べるとしましょう。はじめは、業界の規模とか、主要な会社とか、競合の産業、過去の大きなニュースなどを調べていくと思います。例えば競合を調べていくうちに、業界を脅かすものは競合の産業だけではなく、IT化がすすむことによって旅行会社を通さずに顧客がホテルや旅館を予約できるようになってきたこともある、ということに気づきます。するとIT業界、IT企業の動向についても調べることになります。近い業界の航空業界や、レジャー産業についても当然知ることになるでしょう。他にもビジネスモデルや、就業者の男女比、勤続年数などの様々な要素、それがなぜなのかを考えていくと、他の業界を見たときに、「旅行業界はこうだったけど、この業界はこうだった。なぜだろう、こういう理由かな」と想像が働いてきますくことになります。
就職活動をしていると、途中で方向転換したくなる場合もあります。その場合、1から調べ直すことになりますが、一度詳しく調べた経験があるので調査も早く進みますし、旅行業界との比較で良い点、悪い点などが理解できます。

4-4.マイナスの情報も積極的に調べる

企業は「私たちはこういう会社です、と求職者に開示」しますが、もちろん良くない情報は出しません。今は就活の口コミサイトなどでネガティブな情報も集めることができます。その時意識してほしいのは「企業はそのマイナス要素をどうカバーしているのか?自分が社員だったらこの課題にどう向き合うのか?」という観点で見てほしいということです。ネガティブな要素がない会社は存在しません。華やかに見えるベンチャー企業も実はめちゃくちゃ薄給だったり、歴史ある安定した大企業でも、男尊女卑的な考えが横行しているかもしれません。重要なのは完全無欠な会社を探すことではなく、この会社であれば、課題があってもみんなで取り組んで解決したい、と思える会社に出会うかどうか、かもしれません。

ここまで、就職活動で行うことをざっと見てきました。もっと詳しく知りたい、海外からアドバイザーのサポート受けたいという方が入れば、お気軽にお問い合わせください。

5.最後に


就職活動のゴールは「就職すること」です。しかし中には思うような企業に内定をもらえなかったり、あるいは意中の企業に入れても、入社したら想像と違った、なんていうことも起こります。このような不安がある方もいるのではないでしょうか。

5-1.就職活動の本当の成功は、入社してからの自分が決める

就職活動のゴールは就職することです。しかし、本当に成功したかどうかは、入社後の自分自身が決めるものだと思っています。
「良い企業に内定をもらうこと」は就職活動の成功の一部と言えるでしょう。「知名度がある」「経営が安定している」「待遇が良い」「人間関係が良い」・・・このような会社に入れたら成功かもしれません。しかし、そのような会社に勤めている人みんなが満足して働いているわけではありません。一方で無名の小さな企業に勤めていても、いきいきと仕事をしている人たちもたくさんいます。
皆さん一人一人が仕事に意味を見出し、成長を実感できれば、どこにいてもやりがいを感じながら、仕事に取り組めると思います。縁があって入社した会社です。良い会社だからと満足せず、また、第一志望の会社じゃないからと言って腐らず、みなさんなりのやりがいを見つけて、これからのキャリア人生をスタートさせてほしいと思います。

梅澤 暁

金融、人材派遣のベンチャー企業で販売・営業職、一部上場企業の経理を経て、2015年株式会社留学情報館に総務部長として入社。2017年より”English Career"責任者。

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