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就活ノウハウ

英語ができない人でも海外に就職できるってホント?【回答です】

投稿日:2017年11月30日 更新日:

海外就職を検討している方への記事です。日本の仕事に飽きた?新卒で海外ってあり?海外で自分の力を試したい!
でも英語には自信が・・・という人におすすめです。

1.海外就職で得られるもの
1-1.視野が広がる
1-2.タフさが身につく
1-3.日本の良さがわかる
1-4.その後のキャリアにつながる?

2.英語ができなくても海外で働けるのか? 就職できるのか?
2-1.英語ができなくても働けるところは存在する!
2-2.英語が必要とされない国
2-3.非英語圏の日系企業「フォーリン・ドメスティック企業」が狙い目
2-4.キャリアにしたいなら言語の習得はいずれ必要

3.何の目的で海外就職を目指すのか
3-1.英語圏で働くだけならワーホリや学生ビザでも良い
3-2.英語圏に就職したいなら専門性を高める

4.チャンスと覚悟があるなら挑戦すべき
4-1.海外で働くことは難しくなってくる?
4-2.帰国後も見据えて

1.海外就職で得られるもの


海外就職することで得られることはなんでしょうか。この章では、実際に海外で働いた事がある人から聞いた実体験を引用しながらを紹介します。

1-1.視野が広がる

海外で仕事をする、生活することで日本の常識がいい意味で覆されます。

 グローバルなモノの動きが感じられる

フィリピンで働く男性の話です。初めてフィリピンに行ったとき、道で日本車がたくさん走っているのを見て、遠い新興国で日本の製品が愛されていることに感動したと言っていました。フィリピンに限らず、日本からものを取り寄せると輸入になります。些細な事かもしれませんが、海外で日本製品に触れると、海を超えたモノの動きが実感を持って感じられるという人は、多くいます。

 労働観など考え方の違いに気づく

オーストラリアのホテルで働いていた知人の話です。彼女の職場の入り口にタイムカードの機械があったのですが、終業の3分前には、帰る人で列ができていたそうです。日本だと就業時間まで仕事をして、それを過ぎたら片付けをし、帰る荷物をまとめてタイムカードを切ると思います。「仕事が終わったら自分の時間。1秒でも早くさっさと帰る」という考え方が徹底されていたのにびっくりしたそうです。

 日本の常識に囚われずに考えられるようになる

アメリカに住んでいた女性の話です。彼女は教育について他の国からの移住者と話していました。すると、子どもの読書の時間ひとつをとっても、国によって様々なやり方があると知ってびっくりしたそうです。日本の学校ではじっと座って黙々と読書ですが、例えばニュージーランド学校では、寝そべったり、歩きながら読んだりしても良いそうです。要は子どもが集中できることが重要だ、という考え方です。彼女はなにか問題について考えるときに、「日本だとこうだけど、あの国だったらどうかな」という風に、日本の常識に囚われず、考える習慣がついたそうです。

1-2.タフさが身につく

 逃げられない状況で物事に取り組む

30代半ばの女性の話です。彼女は日本で人材派遣営業をしていましたが、新規事業の立ち上げでベトナムに転勤。現地の日系企業のサポート業務に就きました。言葉もなかなか通じない、業務も自分のこれまでやってきた専門とも違う、という状況でした。当初はかなり辛かったそうですが、しかし逃げられない状況です。彼女は日系企業の会合に積極的に参加して地道に人脈を広げ、現地語も少しずつ勉強し、環境に馴染んでいきました。場所が日本であれば、逃げ出していたかもしれない、と彼女は言っていました。

 新興国での生活で身につくタフさ

中国の南京にある日系企業で働いていた人の話しです。彼の住居は南京の真ん中で便利なところでしたが、職場は車で1時間ほどの工業地帯でした。その地域の衛生環境はお世辞にも良いとはいえず、トイレは流れない、ゴミはたくさん落ちている、道もデコボコ、食事も日本と比べるとやはりおいしくない・・・食あたりも何度も経験。また、考え方の違いで現地スタッフとのトラブルなどもあったようです。このような環境を誰にでも推奨するわけではありませんが、彼は、中国での勤務経験を経て、「たいていのことには動じなくなったし、生活していける自信がついた!」と語っていました。

1-3.日本の良さがわかる

日本は世界の先進国です。教育、公衆衛生、治安、総合的に見れば世界最高レベルではないでしょうか。日本にいればそれが当たり前ですが、海外で生活すればその当たり前が通用しなくなります。海外が好きで留学に行って、でもずっと生活するのは日本がいい、という人の意見も頷けます。

1-4.その後のキャリアにつながる?

海外で働く経験は誰にでもできることではありません。それだけに希少価値の高い人材になることができます。しかしながら「何をしてきたか」が問われるのが転職活動ですから、せっかく海外にいたのに、簡単な仕事しかしてこなければ、日本でのキャリアアップは厳しいでしょう。一方で海外でもしっかり専門性を高め、結果を出して成長すれば、企業から求められる人材になることができます。日本に戻ってからどんな仕事がしたいか、中長期的に考えて、海外でどんな仕事をすべきかを考えてほしいと思います。

中長期的なキャリアを考えるには、専門家の知識や経験からアドバイスを貰うのが一番です。イングリッシュキャリアではキャリアアドバイザーがあなたのキャリアパスを一緒に考えます。

2.英語ができなくても海外で就職できるのか?


海外で働きたい!外国人と働きたい!新興国で成長したい!海外で働く動機は人それぞれです。しかし気になるのは語学力ではないでしょうか。この章では気になる語学力について見ていきます。

2-1.英語ができなくても働けるところは存在する!

海外で働くには、バリバリ英語ができないと・・・と思っていませんか。実はそうでもないんです。ここでは今の時点で英語力に自信がない人でも海外で働く道を探ります。

2-2.英語が必要とされない国

17億人以上と言われている世界の英語人口。しかしグローバル企業と言えど、社内のすべてが英語で回っているわけではありません。非英語圏では母語がメイン、英語を使うのは管理職の一部だけだったりします。日本を考えてみてください。日本のグローバル企業も、社員の大半は日本人です。日常のやり取りは日本語です。海外本社とのミーティングやメールは英語かもしれませんが、中には英語が苦手な社員もいますし、使う必要がないポジションだってありますよね。

2-3.非英語圏の日系企業「フォーリン・ドメスティック企業」が狙い目

日本のグローバル企業の海外版はなんでしょう?それは海外の日系企業です。「フォーリン・ドメスティック企業」という言葉があります。「foreign=海外の」「domestic=国内の」という意味ですが、どういうことかというと、海外にあるけど仕事内容は日本とあまり変わらない、という企業のことを言います。このような企業では上司が日本人、顧客も日本人で、必ずしも英語は達者でなくても仕事ができます。こういった企業に就職しやすいのはアジアなどの非英語圏です。

2-4.キャリアにしたいなら言語の習得はいずれ必要

しかし、これから中長期的にキャリアを考えるのであれば、言語の習得は必要でしょう。なぜなら日本語しか話せないと、日本人としか仕事ができず、仕事の幅が広がらないからです。常に通訳がつくなら話は別ですが、現地法人との取引や、現地スタッフのマネジメント業務には現地のローカルの言葉の習得が必要です。日本にいるよりは学ぶ環境もありますので、海外に行くならゆくゆくは英語、ローカルの言語を習得する!という気持ちで行かれる方が良いと思います。

3.何の目的で海外就職を目指すのか


あなたが海外就職したいと思う理由はなんでしょうか?シリコンバレーで働きたい?世界中を飛び回りたい?新興国の発展に寄与したい?永住権を取りたい?この章ではここを少し掘り下げてみたいと思います。

3-1.英語圏で働くだけならワーホリや学生ビザでも良い

英語圏で働きたいという人はとても多いです。しかし、働く経験をしたいだけなら、ワーキングホリデーという方法もあります。オーストラリアでは学生ビザでも週20時間までなら働けます。しかし、これを読んでいる人はおそらく、ワーホリではなく就労ビザを取って長く働きたいと思っている人だと思います。アルバイトではなく本格的に働きたい、そのための海外就職を検討されているのではないでしょうか。
たしかにワーキングホリデーやオーストラリア学生ビザでは、ジャパニーズレストランや日本人向けの居酒屋などで働く人が多いのが事実です。では英語圏で就労ビザを取るのは簡単なのでしょうか。

3-2.英語圏に就職したいなら専門性を高める

英語圏はビザがとても厳しいです。学歴や、これまでの経験と業務の一貫性など厳しくチェックされます。基準は各国の大使館のHPなどでチェックしてみましょう。そしてローカル企業で働くにはビジネスレベルの英語力も必要です。そして採用のハードルがあります。ワーキングホリデーなどと違い、いつでもビザが申請できるわけではなく、受入企業が決まっていないと申請ができません。そしてビザ申請費用もかかります。これらは基本的に企業が負担するため、それを払っても魅力ある人材である必要があります。現地のビジネスマンがライバルと考えると、語学力ではまず勝てませんから、語学力を補うだけの専門性が必要でしょう。いま日本で働いている人は現地求人などをリサーチしながら、実務経験をしっかり積んで必要なスキルを身に着けていきましょう。

4.チャンスと覚悟があるなら挑戦すべき

4-1.海外で働くことは難しくなってくる?

欧米、オーストラリアなど、英語圏の就職にはハードルがあります。一方でアジアなど非英語圏はそれに比べるとビザも取りやすいので海外就職がしやすいといえます。一方でアジア圏でも日に日にビザが厳しくなってきています。
海外で働きたいという人も、ずっと海外で働き続けることを考えている人は少ないように思います。女性なら20代は海外できたいけど、その後は日本で結婚して家庭を築きたい、とか、男性でも結婚や親の介護を考えて、いずれは日本に、と考える方が多いです。そう思うと、海外に挑戦できる期間も限られていることがわかります。もし挑戦できるチャンスがあるなら、一歩踏み出してみてもいいのではないでしょうか。

4-2.帰国後も見据えて

もし海外に就職したとして、日本に戻ってきたあとにもお仕事は続きます。キャリアにしたいなら言語の習得はいずれ必要でも述べましたが、日本に戻ってからも海外での経験を活かして働けるように、今後のキャリアにつながる仕事に積極的に挑戦して、今後に活かしていきましょう。

梅澤 暁

金融、人材派遣のベンチャー企業で販売・営業職、一部上場企業の経理を経て、2015年株式会社留学情報館に総務部長として入社。2017年より”English Career"責任者。

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