留学経験者の就職活動は、普通に国内で転職活動する人と、やり方や注意するポイントが違います。
これを知らないまま活動を始めてしまうと、自分のイメージとのギャップにびっくりしたり、うまくいくものもうまく行かず、しなくていい苦労をしてしまうことにもなりかねません。
こちらの記事では留学経験者が就職活動をするにあたって、何に気をつければいいのか、
「仕事選び」
「書類作成」
「面接」
「スケジュール」
「就職が決まったら」
の5つの項目、合計10個+αのポイントに分けて説明します。
これから就職活動、転職活動をしようと思っている人は必ずこれを読んでから、就活に臨んでくださいね。
留学経験者向け:仕事選びのポイント4つ
1.「英語」だけで仕事を選ばない
留学している人には「帰国後は英語を使った仕事がしたい!」という人が多いのではないでしょうか。しかし「英語が使える」を最優先にするのは危険です。その理由をお話します。
英語の求人は意外と少ない
英語を使う仕事は実はそれほど多くありません。大手求人サイトなどで登録されている求人を見ても、英語が応募条件の求人は全体の10%もありません。「英語」をキーにした時点で、実に残りの90%の仕事が選択肢から外れてしまうのです。地域や職種で絞っていけば、条件に合う求人は数社しかない、ということにもなりかねません。ここから本当に良い企業に巡り会えるでしょうか・・・。
「英語に自信があるからそれを武器にしたい」
「英語力」そのものは武器はなりません。「留学に行って、単語でしか話せなかったのが、初対面の人とでも仲良く慣れるまでに上達した。英語には自信がある。だからこの英語力を武器に仕事を探そう。」このように考える方もいらっしゃいません。「他の人より英語が得意だからそれが評価されるだろう」と。これに関しては、残念ながら期待が裏切られてしまうことの方が多いです。
英語を修得したこと、使えること自体は評価はされます。しかし、採用における評価の比重で考えると、「英語力」はあまり多くのウェイトは占めていません。「経験」「実務能力」「社風に合うか」などが先に来て、英語力はその後です。もしくは、最低限仕事ができるレベルにあるのかの確認事項として見られるか、です。他の候補者と比較したときに、他のスキルや人柄が同じ、であれば英語力の高いあなたが採用されますが、多少英語力が秀でていても、それ以外で劣るとみなされると、残念ながら採用順位を下げられてしまうでしょう。このように、「英語力」だけに頼りすぎないようにしましょう。
「英語が得意な自分を認めてもらいたい」
そして「英語が得意な自分を認めてもらいたい」というような考えがあるのであれば、更に注意が必要です。得意なことで認められたいと思うのは当たり前の感情ですが、上には上がいるものです。留学経験がなくても働きながら英語を修得して、バリバリ仕事で使っている人はワンサカいます。そんな人がいたときに素直にスゴイなあ、と思えるでしょうか。それともモチベーションを下げてしまうでしょうか?
後者であれば、これから仕事をしていく中で苦しくなってしまう場面が出てくるかもしれません。英語力は留学で得られるたくさんのことのうちの一つに過ぎません。何を持って自信とするか、は人それぞれですが、あなたの英語以外の強みや、魅力にも目を向けてみましょう。
逆に、「英語を習得スピードが人より早かった」とか「留学中に英語レベルアップ目標を達成した」という別の角度からアピールする方法もあります。
「学んだ英語を無駄にしたくない」
留学で学んだことで、あなたにとっていちばん重要なものは英語でしょうか?それなら日本にいても学べたのではないでしょうか?企業はその志望理由に納得するでしょうか?英語はスコアも出ますし、成長したことがわかりやすいです。しかし企業の評価はそこではありません。「学んだことを無駄にしたくない」と思うのであれば、ぜひ英語以外の部分にも注目してほしいと思います。海外での経験は、英語を使う企業以外でも活かせるものがたくさんあると思いますよ。
2.「やりたいこと」「できること」両方から考える
中途採用は「何ができるか」、というアドバイスもあるが、それだけでもうまくいかない
「やりたいことを仕事にすべき」いやいや、「やりたいことは仕事にすべきではない」いやいや、「中途採用は実績が全て。できることをやるべき」色んな意見が世の中にはあります。
正直迷いますよね。少しずるいかもしませんが、私は「バランス」だと思います。両方から考えてみて、優先順位を決めておくのです。「やりたいこと」を優先すると給料が下がるかもしれません。「できること」を優先すると転職はしやすいでしょうが、「やりたいこと」ができない後悔が残るかもしません。そして仕事は水物です。理想の仕事があっても、募集がなければ働けません。5年後の理想の仕事のために、あえて今は違う仕事を選ぶ、そういう人もいます。とはいえ「やりたいこと」は条件から外してほしくない理由もあります。
学習のスピードは「やりたいこと」をすることでアップする
企業は100%の即戦力を獲得することが難しいことを知っています。そこで重要なのが「成長スピード」です。足りない知識をいち早く覚える、社内のワークフローに適応する、先輩社員からやり方を学ぶ・・・成長スピードが早い人材はそれだけ早く、そしてもちろん将来に渡って活躍してくれることが期待されます。そして「成長スピード」は「やりたいこと」に関係があります。
応募書類には「志望動機」と「自己PR」がありますよね。違いがわかりにくい人もいると思いますが、「志望動機」は、「私がこの仕事を選ぶ理由」、「自己PR」は「あなた(企業)がこの私を選ぶ理由」です。企業が「できること」しか見ないなら「自己PR」だけでよいはずです。しかし「志望動機」も同様に重要なのは、「なぜこの仕事を選ぶのか」が大切であり、それが「成長スピード」に関係しているからです。人は好きなことをしているときのほうが向上心や成長意欲が強くなります。「好きこそものの上手なれ」ですね。つまり今はスキルが物足りなくても「志望動機」がしっかりしていれば、早いスピードで成長してくことが予想されるわけです。つまり「やりたいこと」が「できること」を広げてくれるのです。
3.理想とミニマムの条件を設定する
「こうなったら最高」、と、「これだけはイヤ」
そろそろ就活しよう!と思って、
①とりあえず求人サイトを検索!
②何十件~数百件の求人が出てくる
③たくさん見ているうちに何がいいのかよくわからなくなってきた、どれも良さそうに見えるし、なんかもうわからない!
④ちょっと頭冷やして、別のサイトも見てみよう
⑤①に戻る
という経験はありませんか?私は過去にムチャクチャあります・・・。
こうならないためにやってほしいのが今回のポイントです。
「やりたいこと」「できること」と似ていますが、条件設定においても、2つの観点から見ると考えが整理されやすくなります。それが「理想とミニマムの条件」です。多くの人は、「どんな仕事がいいかな」とか、「こんな仕事したいな」など、ポジティブな思考で考えをスタートします。
・給料が高くて、
・ラクで、
・人間関係に恵まれて、
・福利厚生がよくて、
・有名企業で友達に自慢できて・・・
これが「理想」です。しかし、これは行き過ぎると「高望み」、とか「身の程知らず」になってしまいます。
そこで「逆張り」を仕掛けるのです。それがネガティブ思考でのアプローチです。「こんな仕事はイヤだ」「こういうところでは絶対仕事したくない」などです。
・通勤時間は絶対1時間以内、
・手取り●●万円以下は生活や貯金のことを考えると譲れない、
・土日休みじゃないと絶対ダメ・・・
これを裏返すと「ミニマムの条件」になります。仕事選びの上での「最低条件」といってもいいでしょう。これさえクリアできれば就職は成功といえます。
理想の条件の例
・海外と関わりがある仕事
・事務の経験が活かせる
・23区内にある
・管理職が目指せる
・賞与が3ヶ月以上出る
ミニマムの条件の例
・年収300万以上
・通勤時間1時間以内
・残業40時間以内
・全国転勤がない
こうしておくと、ただ闇雲に求人を探して、迷路に迷い込むことがぐっと少なくなります。まずミニマム目標に照らし合わせてクリアしてなければ迷わず除外。残った中から選べばよいのです。
4.「迷ったときに何を優先するか」を決めておく
優先順位の例
求人サイトでミニマム条件をクリアした求人が結構たくさん見つかりました。しかし現実的に、同時に応募できるのは20~30社、よほどがんばって50社くらいまででしょう。さらに絞込みをしなければなりません。求人を理想に近い順に並べていきます。このときに、理想の中でも優先順位を決めておくとラクです。迷ったとき、複数内定をもらったときなどに威力を発揮します。
優先順位をつける条件例としては「給与」「業務内容」など求人票に書かれている内容の他に「やりがい」「自分の成長可能性」などもあります。私が採用面接のときに応募者に聞く、優先順位の例を書いておきます。
「お金」「仕事のやりがい」「人間関係」「自己成長」「キャリアアップ」「社会貢献」
これに優先順位をつけるとしたらどうなりますか?
ちなみ、なんとなく「やりがい」とか「社会貢献」が上位に来て「お金」が下のほうがウケが良さそうな良さそうな感じがしますが、私たちの面接においては、どういう順位だったら評価が高い、ということはありません。なぜその順番なのか、という理由がしっかりしているか、ということが重要です。それでも迷うときは迷うんですけどね。でも迷っていいんです。どちらが自分にとって重要か、考える機会なのですから。
留学経験を活かす!書類作成のポイント
5.書類をミスなく作る
面接突破率を10%上げるのと書類通過率を10%あげるのはどっちがラク?
断然、書類の通過率を上げるほうがラクです。そして通過できる書類を作成することで面接の突破率も上がります。つまり良い書類を作ることは、就職に近づく最もコスパの良い作業なのです。理由を説明します。
大・中規模人材エージェント数社にヒアリングしたところ、書類の突破率は概ね25~35%くらいが平均のようです。20社に履歴書を送って4,5社で一次面接にすすめる計算です。そこからの面接突破率も25~35%くらいなので、ざっくり20社に書類を送って1社から内定がもらえる計算です。しかしこの1社、あなたが満足行く会社とは限りませんよね。理想の条件、ミニマムの条件をしっかり設定して、絞り込んだとしてもやはり会社によって志望度にバラつきがあります。選考が進む過程で「この会社、思ってたのと違うな・・・」と興味が薄れてしまうこともあるでしょう。そんなところからの内定かもしれません。
結果、就活を続けることになるわけですが、また20社に書類を出して・・・というのはけっこうしんどい作業になります。
しっかり書類を作ることで考えが整理され、面接でも焦らなくなる
「志望動機」や「自己PR」をしっかり作っておくと書類通過率が上がるのはもちろん、話すポイントが自分の中でまとまっているので、面接でも無駄焦らなくてすみます。面接官は書類を元に質問してきますので、面接前に書類を読み返すだけで面接の予習になるのです。
書類の凡ミス、多すぎ!
採用担当経験者として一言言わせて下さい。「そもそも書類のくだらないミス、多すぎです!」書式だけでもきれいにしっかり作り込めば、それだけで10~15%は通過率が上がるのではないでしょうか?採用実務の肌感でもそれくらいなのです。
書類を出す側からすると、「ささいなミスではなく、中身を見てほしい」「仕事で結果を出せる人間だから多少のミスには目をつむってほしい」という気持ちもあると思います。その気持もわかります。そして少しでもミスがあれば即落とすわけでもありません。中身は見ます。とはいえ印象が良くないのは確かですし、企業によっては落とすところもありますので、書類の通過率に影響があることは間違いありません。そして最大の問題は本人がおかしいことに気づいていないことです。応募書類作成にはいくつかポイントがあります。
・書式・フォントサイズの統一
・職種に応じた職務経歴書の書き方、まとめ方
・封筒の宛名書きなど形式的なこと
・書くべきこと、書かなくていいことの判別
・志望動機の書き方
・自己PRの書き方
後半3つは求人によって変わってきますし、最初多少時間がかかる部分です。しかし最初の3つだけでも随分印象が変わります。
びっくりした応募書類
今まで見たびっくりした応募書類です。これを読んでいる人はここまで極端なミスはしないと思いますが、大なり小なり勘違いや凡ミスをやってしまうのが人間です。笑うのではなく反面教師としてきっちりとした書類を作成しましょう。
・本人写真が白黒
・消えるボールペンで書いてある(履歴書は多くの会社で長期間保管される重要書類です)
・殴り書きで読めない
・そもそも会社名が違う
・志望動機や自己PRが、あきらかに他の会社からのコピペ
応募書類がいい加減だと、「この人は入社してから、お客様に書類をお送りするときにも、いい加減な書類を送ってしまうのではないか?」と不安になります。お客様に消えるボールペンで書類を出されたら、たまったものじゃないですよね。どうか一度、読み手側の目線で書類を見直してみてください。
6.留学を書くのは学歴欄?それとも資格欄?
業務との関連性、期間などによって判断
留学経験をどこに書くか、実は場合によって違います。大学や専門学校の場合は学歴欄に書きます。語学学校でも、概ね1年以上と期間が長い場合は学歴欄に書きます(専門学校のイメージです)。それ以下の場合は基本的には資格欄か自由記入欄に書きます。例外は留学経験が仕事にダイレクトにつながっている場合です。
1年未満でも業務に直結する専門教育を海外で受けた場合や、語学学校であっても、留学関連の仕事など留学経験そのものが商品・サービスに直結する仕事の場合は、学歴欄に書いてアピールしても良いでしょう。しかし基本は資格・自由記入欄と覚えておいて下さい。
留学経験を面接で伝える際のポイント
7.留学を「客観的」な言葉にする
面接する側はほとんどが留学したことがない人たち
「留学行ってどうでした?」このザックリとした質問の回答を、30~60秒位で用意しておいてほしいと思います。字数にすると300字~600字位です。MicrosoftのWordで1/3~1ページ分くらいですね。海外に行ったことがない人にもわかりやすく、あなたの留学について伝えるのが目的です。
留学に行った、海外に行ってきた私たち独特の感覚や、成長の実感があります。留学経験者同士で話すと、それが分かるので盛り上がりますよね。でも、面接する側は留学経験がない人がほとんどです。海外旅行にすら行ったことがない人かもしれません。そんな人に留学での経験を説明しなければなりません。長く説明する必要は、必ずしもありません。次のポイントでも説明しますが、留学についてどのくらい話すかは、相手が何を求めて聞いてきているか、によります。
そこでまずは簡単に説明するために30~60秒程度でお話できるようにしておくと便利です。詳しく聞きたければそこから具体的な質問が続きますから、それに答えていけば良いでしょう。
8.思ったより評価されない前提で考える
ネガティブイメージの人もいる
「留学」に対してネガティブなイメージを持っている人もいます。「どうせ遊びでしょ?」「前の仕事が辛くて逃げたんじゃないの?」あまり考えたくありませんが、そんな人も現実にはいます。そしてあなたの留学経験に興味がない人もいます。
就活サイトの中には「留学経験はこうアピールすべし!」とか、「留学経験を武器にする方法」とか書いてあります。それは間違っていません。むしろ留学経験の棚卸しの中でしっかり留学中の自分の成長や経験を整理して伝えるべきです。しかし、それを100%理解してもらえるか、受け止めてもらえるかは、別問題です。
9.評価されなくても戦わない
留学の魅力を伝えるのではなく、あなたの魅力を伝えるのが目的
「留学」にいい印象を持っていない人は必ずいます。そういう人とは戦わないことです。ましてや無理に自分の土俵に持ってこようと説得しないことです。面接の目的はあくまであなたと、企業のマッチング、相性確認の場であり、「留学経験」それ自体は大きな問題ではありません。留学に関する質問も、趣味を聞くようなノリでなんとなく聞いてみた、くらいの感覚の人もいます。そんな人に5分も10分も熱く語ったら引かれちゃいますよね。
決して、留学経験の話をしないほうがいいという意味ではないですよ。留学について聞かれたら、留学によって成長したこと、学んだことはしっかりと伝えるべきです。それをどう判断するかは向こうの問題です。相手が留学経験を大したことがないと思っていても、あなたの魅力それ自体は伝えることができます。
留学した人はその凄さがわかりますが、経験がない人にすべてを伝えることは困難です。自分が思っているより評価はされないだろうなあ、と思っているくらいが相手の目線に合わせられて、ちょうどいいと思います。
スケジュールに関するポイント
10.いつ始めるかだけでなく、いつまでに終えるか、を意識する
終わりを決めることで、スケジュールが決まります。
闇雲に就職活動を始めてしまうと、意外と時間がかかることがわかって焦ってしまう、先が見えなくて落ち込んでしまう、ということが起きます。ぜひスケジュールは「ゴールからの逆算」で立ててみて下さい。
通常、転職にどのくらい時間がかかるものでしょう。人によってまちまちですが、留学から帰国した人はアイドリング期間も含めて平均半年くらいの人が多いようです。アイドリング期間とは、帰国してすぐ就職活動をスタートするのではなく、国内旅行を楽しんだり、一度実家に戻ってゆっくりする、というような期間を指します。
闇雲に始めてしまうと、意外と時間がかかることがわかって焦ってしまう、先が見えなくて落ち込んでしまう、ということが起きます。
簡単に、かかる時間の例を書いてみます。
・自己分析や企業選定など 1週間~1ヶ月
・書類作成 1日~
・履歴書提出から書類通過連絡
郵送の場合、書類到着まで1~2日
選考から結果通知まで2日~1週間程度(不採用の場合連絡なし、もある)
→ 約3日~10日くらいと考えます。WEB上での応募なら書類送付の時間がないので▲2~4日。
・一次面接 書類通過から~1週間後程度、結果通知まで1日~1週間
・ニ次面接 一次通過通知から~1週間程度、結果通知まで1日~1週間
・最終面接 ニ次通過通知から~1週間程度、結果通知まで1日~1週間
スムーズに進めば2週間位で決まることもあれば、最初の内定が出るまでに1ヶ月以上かかることもしばしばです。選考が始まってから意外と時間がかかるのが「面談の日程調整」と「通過の連絡待ち」です。
「面談の日程調整」は、先方のスケジュールの都合があるので、こちらは都合が良いのに何日も先になってしまう場合があります。留学帰りの人はアルバイトなどをしない限りスケジュールの都合はつきやすいと思いますので、なるべく早めに入れたほうが良いでしょう。
「通過の連絡待ち」は、企業側の事情によります。「面談が終わったらすぐ合格か不合格か判断して、連絡できるじゃないか」と思われるかもしれません。しかし選考受けている人はあなただけではありません。同じポジションで複数人の選考が同時に行われています。多いときもあれば少ない時もあります。誰を不合格にして、誰を通過させるか、は他の候補者のレベルや受けている人数によります。「今日面接したAさん、決して悪くはないが、決め手に欠ける。次に進んでもらうかどうは、明後日のBさんの面接結果を見てから決めよう」ということが起こるのです。
帰国後の留学生は内定まで半年かかる、ということは、アイドリング期間が仮に1ヶ月として、先ほどの応募~内定までの流れを5クール繰り返している、ということです。内定が出ても断る場合もあれば、1社も内定が出ない場合もあるでしょう。正直、半年就職活動をするのははしんどいです。早ければいいというわけではないですが、準備だけは早めに行って、ここに書いてるポイントを意識して、良い企業に早く巡り会ってほしいと思います。
留学中にできることもある
自己分析や企業選定という作業、書類作成も留学中にできることはあります。
最低限、これまでの履歴書、職務経歴書の作成だけは、しっかり2時間程度時間を取れば海外でも作成することができます(志望動機、自己PRは除く)。履歴書・職務経歴書は自己分析や企業選定の際の土台になりますので早くやって損はありません。そして、これだけでも留学中にやっておくと随分気が楽になりますよ。
就職が決まったら・・・
+α.お世話になった人に感謝の報告をしよう
お金援助してくれた人や、心配してくれた人へ
入社が決まったら、留学を応援してくれた人たち、援助してくれた人たちに感謝と報告をしましょう。その人たちがいなければ、留学が実現できなかったかもしれません。実現してもこれほどうまくはやれなかったかもしれません。メールでも電話でも手紙でも、直接でも、一言でも報告と、感謝の気持ちを伝えてほしいと思います。